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【2025年最新版】インフルエンサーのなり方|ゼロから始める完全ロードマップ

2025年12月30日

 

 

 

「インフルエンサーになりたいけど、何から始めたらいいか分からない」「自分には特別な才能がないから無理かも…」そんな風に感じて、一歩を踏み出せずにいませんか? スマートフォン一つで誰もが発信者になれる今、「インフルエンサー」という存在は、一部の特別な人だけのものではなくなりました。

私自身、SEOやWebマーケティングの専門家として、多くの企業や個人のSNS発信を支援してきましたが、ゼロからスタートして影響力を持つに至った人には、いくつかの共通する「正しい努力」のパターンがあることに気づきました。それは、センスや運だけではありません。明確な戦略と、それを継続する力です。

ここでは、単なる憧れを現実に変えるため、【2025年最新版】として、ゼロからインフルエンサーになるための完全ロードマップを具体的に解説します。ジャンル選定から収益化の第一歩まで、私が現場で培った知見や具体的な分析を交えながら、誰でも実践できるステップバイステップのテクニックを徹底的にお伝えします。

1. 自分に合ったジャンル(得意分野)を見つける方法

インフルエンサーへの道は、「何を発信するか」というジャンル選定から始まります。ここを間違えると、どんなに努力しても成果に結びつきません。私が多くの発信者を見てきた中で断言できるのは、成功するジャンル選定には3つの必須要素があるということです。

それは、「情熱(好きなこと)」「専門性(得意なこと)」「市場の需要(求められていること)」の3つが重なる領域を見つけることです。

  • 情熱(好きなこと):寝食を忘れるほど夢中になれること。情熱がなければ、継続的な発信は苦痛になります。
  • 専門性(得意なこと):他の人よりも少し詳しい、あるいは経験があること。最初から「プロ」である必要はありません。「100人の中で1番」ではなく、「過去の自分が知りたかった情報」を提供できるレベルで十分です。
  • 市場の需要(求められていること):その情報をお金や時間を払ってでも知りたい、と悩んでいる人がいるか?ということです。

 
例えば、「料理が好き(情熱)」で「時短レシピを考えるのが得意(専門性)」、そして「忙しい主婦が時短レシピを探している(需要)」が重なれば、「時短レシピ専門インフルエンサー」という強力なポジションが確立できます。

自分一人で考えるのが難しい場合は、以下の「3つの輪」を使ったフレームワークで書き出してみることを強く推奨します。 

ジャンル選定の3要素 自分への質問 具体例
情熱 (Passion) ・お金をもらえなくても、ついやってしまうことは?
・友人によくその話をしていないか?
・関連する本や雑誌を何冊も持っているか?
「カフェ巡り」「最新ガジェット」「韓国ドラマ」「筋トレ」
専門性 (Expertise) ・人からよく褒められること、頼られることは?
・仕事や趣味で3年以上続けていることは?
・過去の自分が何に悩んでいたか?
「毎日自炊している」「Excel操作が得意」「3ヶ月で5kg痩せた経験」
需要 (Demand) ・その悩みを持つ人は多そうか?
・関連するキーワードで検索されているか?
・すでに関連商品やサービスが存在するか?
「効率的な勉強法」「安くてお洒落なインテリア」「子育ての悩み」

 
最初から完璧なジャンルを見つける必要はありません。発信を続ける中で、フォロワーの反応を見ながら微調整していくことが重要です。大切なのは、「誰の、どんな悩みを解決する発信者なのか」を明確にすること。これが、その他大勢から抜け出すための第一歩です。

関連記事:インフルエンサーマーケティングのKPIツリー作成法|施策を成功に導く設計図

2. 魅力的なプロフィールと世界観の作り方

あなたの発信に興味を持ったユーザーが、最初に見る場所。それがプロフィールです。ユーザーは、プロフィール画面を訪れてから、わずか3〜5秒であなたをフォローするかどうかを判断していると言われています。

この「3秒の壁」を突破するために、プロフィールは「自己紹介の場」ではなく、「フォローすべき理由を提示する場」として設計する必要があります。

私がインフルエンサーのプロフィールを分析する際、必ずチェックするポイントは以下の4つです。

    1. アカウント名:誰が何を発信しているか、一目で分かるか?(例:「ゆう|30代からの転職術」「ユカ@プチプラコスメ図鑑」)
    2. プロフィール写真:ジャンルの世界観と合っているか? 顔出しする場合は、信頼感や親近感が湧くか?
    3. プロフィール文:以下の要素が簡潔に含まれているか?
      • 誰向けか(ターゲット):「例:都内で働く20代OL」「ズボラな一人暮らし男子」
      • 何が得られるか(ベネフィット):「例:毎日マネできるオフィスカジュアル」「5分で作れる節約レシピ」
      • 実績や権威性(信頼):「例:元〇〇」「資格保有」「フォロワー〇万人」※最初はなくてもOK
    4. 世界観(トーン&マナー):投稿全体の雰囲気(色味、構図、フォント、言葉遣い)が統一されているか?

 
特に「世界観の統一」は、フォロワーとの信頼関係(E-E-A-TのT: Trust)を築く上で極めて重要です。例えば、「落ち着いた大人の暮らし」を発信するなら、色味は白やベージュ、木目を基調とし、文章も丁寧な言葉遣いで統一すべきです。そこに突然、派手なネオンカラーの写真や、砕けすぎた若者言葉の投稿が入ると、フォロワーは違和感を覚えて離れてしまいます。

良いプロフィールと悪いプロフィールの違いを具体的に比較してみましょう。 

項目 NGなプロフィール例 OKなプロフィール例
アカウント名 Taro1990 タロー|週末キャンプ飯研究家
プロフィール文 食べることと旅行が好きです。よろしくお願いします。趣味はキャンプ。 ▶「キャンプで何作ろう?」を解決!
▶コンビニ食材でできる簡単レシピ発信中
▶焚き火とビールを愛する30代ソロキャンパー
世界観 ラーメンの写真、旅行先の風景、キャンプの写真が統一感なく並んでいる。 キャンプ飯の写真で統一。暖色系の色味で「美味しそう」「楽しそう」な雰囲気を演出。

 
プロフィールは一度作ったら終わりではありません。フォロワーの反応や自分の成長に合わせて、常に最適化し続ける「看板」だと考えてください。


3. 初心者におすすめのSNSプラットフォーム

「どのSNSで始めればいいですか?」これは、ゼロから始める方に必ず聞かれる質問です。結論から言えば、あなたのジャンル(コンテンツ形式)と、ターゲット層に最も適したプラットフォームを選ぶべきです。

2025年現在、主要なSNSにはそれぞれ明確な特徴があります。すべてのSNSを同時にやろうとすると、リソースが分散して必ず失敗します。まずは一つのプラットフォームに集中し、そこで結果を出すことが重要です。

私自身の分析と、多くのインフルエンサーの成功事例から、各プラットフォームの特徴を比較します。 

プラットフォーム メイン形式 ユーザー層 向いているジャンル 初心者の始めやすさ
Instagram 画像・ショート動画(リール)・24時間で消える投稿(ストーリーズ) 20〜40代女性が中心。 ファッション、美容、グルメ、旅行、暮らし、子育て ◎(世界観を作りやすい)
X (旧Twitter) テキスト(短文)・画像 20〜40代男性がやや多め。匿名ユーザーも多い。 ノウハウ(ビジネス、勉強、投資)、趣味(ガジェット、アニメ)、ニュース ○(拡散力は高いが、炎上リスクも)
TikTok ショート動画(縦型) 10〜20代が中心だが、30代以上にも拡大中。 ダンス、コメディ、Vlog、HOWTO(料理、美容)、教育 ◎(アルゴリズム次第でバズりやすい)
YouTube 動画(横型)・ショート動画(縦型) 全世代。 全てのジャンル。特に専門性の高い解説、レビュー、エンタメ。 △(動画編集のスキルと時間が必須)

 
2025年現在、ゼロから始める初心者に私がお勧めすることが多いのは、TikTokまたはInstagramのリールです。なぜなら、これらショート動画プラットフォームは、アルゴリズムが優秀で、フォロワーがゼロの状態でも「おすすめ」に表示されやすく、コンテンツの質さえ良ければ爆発的に拡散(バズる)可能性があるからです。

まずはショート動画で認知を広げ、そこで獲得したフォロワーを、より深い情報を提供するInstagramの投稿やYouTubeの長尺動画へ誘導する、というのが現代の王道パターンになりつつあります。

4. インフルエンサーとして最初のコンテンツを発信する

ジャンルを決め、プロフィールを整え、プラットフォームを選んだら、いよいよ最初のコンテンツ(投稿)を発信します。多くの人がここで「完璧なものを作らないと…」と手が止まってしまいますが、それは大きな間違いです。

断言しますが、最初から完璧な投稿は誰にも作れません。有名インフルエンサーの最初の投稿を見返してみてください。今と比べてクオリティが低いことに驚くはずです。重要なのは、完璧を目指すことではなく、「まずは発信し、フォロワーの反応を見て改善する」というサイクルを回し始めることです。

最初のコンテンツで意識すべきは、たった一つのことです。それは、「たった一人の、具体的な悩みを持つフォロワー候補に、解決策を提示する」ことです。

例えば、「美容」ジャンルなら、「100万人に響く美容情報」ではなく、「乾燥肌に悩む20代後半の女性が、今夜から試せる保湿テクニック」といった具合です。ターゲットが具体的であればあるほど、コンテンツは鋭く、心に刺さります。

私自身の経験上、最初の10投稿までは「練習」と割り切るくらいが丁度良いです。以下の点を意識して、まずは「発信の型」を身につけましょう。

  • 結論ファースト:ユーザーは答えを求めています。「この投稿を見れば〇〇が分かる」という結論を、冒頭(動画なら最初の3秒、画像なら1枚目)で示します。
  • 有益性(8割)と共感性(2割):基本は「役に立つ」情報を提供します(有益性)。しかし、ノウハウだけではファンはつきません。時折、あなたの失敗談や日常(共感性)を織り交ぜることで、人間的な魅力が伝わります。
  • 「真似できる」具体性:抽象的な精神論(例:「努力すれば痩せる」)ではなく、具体的な行動(例:「毎朝5分、このストレッチを試してみて」)を提示します。

 
最初の投稿は、あなたの「所信表明」です。「私は、こういう悩みを持つ人に向けて、こんな価値を提供していきます」という宣言です。反応がゼロでも気にする必要はありません。まずはバッターボックスに立つことが、インフルエンサーへの第一歩です。
 
参考ページ:インフルエンサーとNFT|デジタルコンテンツの新しい価値と所有の形
 

5. フォロワー1000人を超えるための具体的なステップ

インフルエンサーとして「初心者」を脱し、「中級者」の入り口に立つ目安。それがフォロワー1000人の壁です。この壁を超えるまでは、最も地道な努力が求められる期間ですが、ここを乗り越えれば、一気に発信が楽しくなります。

フォロワー1000人達成は、運やバズ任せではなく、戦略的に達成可能です。私が見てきた成功事例から、再現性の高いステップをまとめます。

 
ステップ1:価値ある投稿を「30本」作成する(量質転化)

まずは、あなたの発信ジャンルにおける「有益な情報」を、最低30本は投稿しましょう。プロフィールを訪れたユーザーが、投稿が数本しかなければフォローする価値を判断できません。30本溜まる頃には、あなたの「型」も固まり、どの投稿の反応が良いか(インサイト分析)も見えてきます。

ステップ2:発信の「頻度」と「時間」を固定する

アルゴリズムに「このアカウントはアクティブだ」と認識させ、フォロワーに「この時間に来れば新しい情報がある」と期待させるために、投稿の頻度(例:毎日20時、週3回(月・水・金)の19時など)を固定します。これは、あなた自身が発信を習慣化するためにも非常に有効です。

ステップ3:ハッシュタグを戦略的に活用する

ハッシュタグ(#)は、あなたの投稿を「まだあなたを知らない、潜在的なフォロワー」に届けるための重要な導線です。関連性のない巨大なタグ(例:#instagood)だけをつけるのは無意味です。以下の3種類を組み合わせましょう。

  • ビッグタグ(検索数10万以上):#キャンプ #美容
  • ミドルタグ(検索数1〜10万):#キャンプ飯 #韓国コスメ
  • スモールタグ(検索数1万以下):#ソロキャンプ初心者 #イエベ秋メイク

 
初心者は、スモールタグやミドルタグで「検索上位(人気投稿)」に載ることを目指すのが、最も効率的な戦略です。 
 
ステップ4:フォロワーと積極的に交流する

ここが最も重要です。SNSは「Social(社会的な)」メディアです。一方的な発信だけでは、フォロワーは増えません。あなたの投稿に来たコメントには、可能な限り全て返信しましょう。また、ストーリーズ(Instagram)やアンケート機能を使って、フォロワーに質問を投げかけ、双方向のコミュニケーションを設計します。

フェーズ 目標フォロワー数 最優先アクション 陥りがちな罠
立ち上げ期 0〜100人 ・ジャンルと世界観の確定
・最初の30投稿(コンテンツの蓄積)
反応がなくても落ち込まない。まずは「量」をこなす。
成長初期 100〜1000人 ・投稿の型化とインサイト分析
・ハッシュタグ戦略
コメントへの全力返信
発信が一方通行になる。フォロワーとの交流を怠る。

  
  

6. 他のインフルエンサーとの効果的な関わり方

SNSの世界では、孤独に戦うよりも、他の発信者と繋がる方が圧倒的に早く成長できます。ただし、その「関わり方」を間違えてはいけません。

初心者がやりがちな最悪の行動は、自分よりフォロワーが多いインフルエンサーに、いきなり「私のことを紹介してください」とDM(ダイレクトメッセージ)を送ることです。これは、あなたの信頼を失うだけの行為です。

効果的な関わり方は、「GIVE(与える)」から始めることです。あなたがまず、相手にとって「価値のある存在」になる必要があります。
 

    1. 「憧れ」ではなく「同業者」としてリスペクトするまずは、あなたと同じジャンル、あるいは少し先を行く(フォロワー数が数千〜1万人程度)インフルエンサーを10人ほどリストアップします。

 

    1. 徹底的に「GIVE」する彼らの投稿に対して、誰でも送れる「参考になります!」といった薄いコメントではなく、具体的な感想や、投稿の価値を高めるような補足情報をコメントします。また、彼らの投稿を自分のストーリーズなどで「この投稿、〇〇な点が本当に勉強になる!」とメンション(@〜)付きで紹介します。見返りを求めず、純粋に応援する姿勢が重要です。

 

    1. 自然な形で認知してもらうこれを続けていると、相手は「いつも有益なコメントをくれる、あの人だ」とあなたを認知し始めます。相手からコメントや「いいね」が返ってくるようになれば、良好な関係の第一歩です。

 

  1. コラボレーションを打診する関係性が築けた上で、初めて「コラボ」の可能性が生まれます。例えば、「今度、〇〇というテーマでインスタライブをご一緒できませんか?」「あなたの〇〇という投稿に感銘を受けたので、私の投稿でも紹介させてください」といった、相手にもメリットがある提案をします。

 

インフルエンサー同士のコラボ(インスタライブ、投稿での相互紹介など)は、お互いのフォロワーが交換されるため、フォロワー数を飛躍的に伸ばす起爆剤となります。しかし、それは日頃の信頼関係の構築があってこそ成り立つものだと心得てください。

関連文献:教育系インフルエンサー(Edutuber)|学びの形を変える新しい先生

7. 企業から注目されるインフルエンサーになるには

フォロワーが1000人を超え、アカウントの方向性が定まってくると、次第に企業から「企業案件(PR投稿)」の依頼が届くようになります。これは、インフルエンサーとしての影響力が社会的に認められた証であり、収益化の大きな柱となります。

では、企業はインフルエンサーの何を見ているのでしょうか? もちろんフォロワー数も重要ですが、2025年現在のトレンドとして、企業がより重視しているのは、フォロワーの「数」よりも「」です。

具体的には、「エンゲージメント率」と「ブランド親和性」です。

  • エンゲージメント率:投稿に対して、どれくらいの「いいね」「コメント」「保存」「シェア」があったか、という「フォロワーの熱量」を示す数値です。フォロワーが10万人いても、投稿に「いいね」が100しかつかない(エンゲージメント率0.1%)インフルエンサーより、フォロワーが5000人でも、「いいね」が500つく(エンゲージメント率10%)インフルエンサーの方が、企業にとっては遥かに価値があります。
  • ブランド親和性:あなたの発信ジャンルや世界観、フォロワー層が、企業の商品(ブランド)と合っているか。例えば、節約レシピを発信している人に、高級ブランドバッグのPRを依頼しても、フォロワーは「いつもの投稿と違う」と違和感を持ち、商品は売れません。

 
企業から注目され、継続的に案件を獲得するインフルエンサーになるためには、以下の点を意識してアカウントを育てる必要があります。 

企業が注目するポイント あなたが日頃から行うべきこと 企業側へのメリット
高いエンゲージメント率 ・コメントやDMに丁寧に返信する。
・ストーリーズでフォロワーと双方向の交流を図る。
・「保存」したくなる有益な情報を発信する。
「この人に紹介してもらえば、熱量の高いファンに確実に届く」と判断できる。
明確なジャンルと世界観 ・プロフィールで「誰に何を」発信しているか明記する。
・投稿のトーン&マナー(色味、文体)を統一する。
自社商品と親和性が高いか、一目で判断できる。ミスマッチを防げる。
誠実な人柄 (PR投稿の質) ・(案件を受けた際)ただ商品を褒めるのではなく、自分の言葉で、本音でレビューする。
・PRであることを隠さない(#PR 等を明記)。
「この人なら、商品を本気でレビューし、フォロワーに誠実に伝えてくれる」という信頼に繋がる。

 
フォロワーを裏切らない、誠実な発信姿勢こそが、結果的に企業からの信頼も勝ち取る最良の戦略です。

関連記事はこちら:未来の広告「クッキーレス時代」の到来|マーケターが今すぐ準備すべきこと

8. 発信を続けるためのモチベーション維持術

インフルエンサーへの道は、短距離走ではなくマラソンです。私が見てきた中で、9割の人が「挫折」していきます。その最大の理由は、「発信が続かない」ことです。

フォロワーが伸び悩む時期、ネタが思い浮かばない時期、心ないコメントに傷つく時期。これらは、全員が必ず通る道です。この「魔の期間」を乗り越えるために、私自身が実践し、多くのインフルエンサーにアドバイスしているモチベーション維持術を紹介します。

     

  1. 「数字」ではなく「貢献」にフォーカスする「いいね」の数やフォロワー数の増減ばかりを見ていると、必ず疲弊します。それよりも、「今日の発信が、過去の自分と同じ悩みを持つたった一人の役に立ったか?」と考える(=貢献にフォーカスする)ことが重要です。「〇〇さんの投稿のおかげで、問題が解決しました!」という、たった一つの感謝のコメントが、何よりもの原動力になります。
  2.  

  3. 「完璧」を目指さず、「完了」を目指す100点の投稿を週に1回出すよりも、60点の投稿でも週に3回出す方が、インフルエンサーとしては正解です。「今日は疲れたから、有益な情報じゃなく、お気に入りのマグカップの写真と一言だけ投稿しよう」。それで良いのです。大切なのは、発信を「ゼロ」にしないこと、習慣を途切れさせないことです。
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  5. ネタ切れを防ぐ「仕組み」を作るモチベーションが下がるときは、ネタ切れの時です。ネタは「思いつく」ものではなく「集める」ものです。日頃から、フォロワーからの質問、自分が読んだ本、競合インフルエンサーの発信などを、「ネタ帳」(スマートフォンのメモ帳で十分)にストックしておく仕組みを作りましょう。「今日は何を発信しよう…」と悩む時間がゼロになります。
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  7. 仲間を見つける同じジャンルで頑張っている発信者仲間を見つけ、励まし合うことは非常に有効です。H6で述べたように、ポジティブな関係性を築ける仲間は、あなたが挫折しそうになった時に支えてくれる貴重な財産となります。

 
インフルエンサーとしての活動は、「楽しむ」ことが大前提です。あなた自身が楽しんでいなければ、その熱量はフォロワーには伝わりません。無理のないペースで、あなた自身の「好き」を発信し続けることが、最も大切な才能です。 

 

9. インフルエンサーとしての心構えと注意点

影響力を持つということは、同時に「責任」を負うということです。フォロワーが増え、あなたの発言が多くの人に届くようになると、これまでと同じ感覚で発信してはいけません。

インフルエンサーとして活動を続ける上で、必ず守るべき心構えと、法的な注意点があります。これらを疎かにすると、一瞬で信頼を失い、アカウントが停止(BAN)するリスクさえあります。

 

心構え:あなたは「専門家」であり「友人」である

フォロワーにとってあなたは、「そのジャンルの専門家」であると同時に、「気軽に相談できる身近な友人」のような存在です。常に以下の点を自問自答してください。

  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性):その情報は正確か? 自分の経験に基づいているか? 信頼できる情報源(例:公的機関、専門家の論文)に基づいているか? 特に、金融、健康、美容に関する情報(YMYL領域)を発信する際は、最大限の注意が必要です。
  • 他者へのリスペクト:特定の人種、性別、思想を貶めたり、誰かを攻撃したりするような発言は絶対に避けるべきです。あなたの発言は、あなたが思う以上に「影響力」を持っています。

 

法的注意点:絶対に守るべきルール

企業案件(PR)を受けるようになると、法律(特に景品表示法、通称「ステマ規制」)を遵守する義務が生じます。

  1. ステルスマーケティング(ステマ)の禁止企業から金銭や商品の提供を受けて投稿する(PRする)にもかかわらず、それを隠して「個人的に買ったお気に入り」のように紹介することは、法律違反です。2023年10月から、日本でもステマ規制が厳格化されました。必ず、「#PR」「#プロモーション」「#タイアップ」といった、消費者庁が指定する分かりやすい表記を投稿に含める必要があります。
  2. 著作権・肖像権の侵害他人が撮影した写真や動画、作成した音楽を、許可なく自分の投稿に使うことは著作権侵害にあたります。また、街中で他人の顔がはっきり映り込んだ写真を無断で投稿すると、肖像権の侵害にあたる可能性があります。使用する素材の権利関係には、常に敏感であるべきです。

 
信頼は築くのに時間がかかりますが、失うのは一瞬です。影響力と責任はセットであることを、常に心に留めておきましょう。

10. 収益化に向けた第一歩

インフルエンサーとしての影響力を「価値」に変える、すなわち収益化(マネタイズ)は、活動を継続するための重要なステップです。

フォロワーが1000人を超え、熱量の高いコミュニティが形成され始めると、収益化の道が現実的になります。主な収益化の方法には、いくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

初心者が取り組みやすい順番で、その方法と特徴を解説します。 

収益化の方法 概要 メリット デメリット・注意点
1. アフィリエイト 自分の紹介リンク経由で商品やサービスが売れると、数%の報酬が得られる。(例:楽天ROOM、Amazonアソシエイト) ・誰でもすぐに始められる。
・自分が本当に良いと思う商品だけを紹介できる。
・報酬単価は比較的低い。
・フォロワーとの信頼関係がないと売れない。
2. 企業案件 (PR) 企業から依頼を受け、商品やサービスをSNSで紹介し、投稿自体に対して報酬をもらう。 ・1投稿あたりの単価が高い(フォロワー単価など)。
・新商品を試せる、ブランドと繋がれる。
・ステマ規制(#PR表記)の遵守が必須。
・世界観と合わない案件は信頼を失う。
3. 独自商品・サービスの販売 自分のノウハウをまとめたコンテンツ(電子書籍、教材)や、プロデュースした商品(アパレル、コスメなど)を販売する。 ・利益率が最も高い。
・自分のブランドを確立できる。
・商品開発や集客、在庫管理などの手間がかかる。
・高度な信頼関係が必要。

 
ゼロから始めるインフルエンサーの収益化の第一歩として、私が最も推奨するのは「アフィリエイト」です。なぜなら、企業からの依頼を待つ必要がなく、自分の「好き」という情熱とジャンルに沿った商品を、自分の言葉で紹介できるからです。

例えば、キャンプ飯インフルエンサーなら、「私が本気で愛用しているこのメスティン(飯ごう)」を、ストーリーズや投稿で紹介し、アフィリエイトリンク(楽天ROOMなど)を貼る。これは、フォロワーにとっても「有益な情報」であり、あなたにとっても「収益」になります。

この「フォロワーに価値を提供し、その対価として収益を得る」という経験を積むことが、H7で解説した企業案件や、将来的な独自商品の販売といった、より大きなステップへと繋がっていくのです。収益化は、フォロワーへの価値提供の延長線上にあることを忘れないでください。

 
あなたの「好き」を影響力に変えるために

「インフルエンサーになる」ということは、単にフォロワー数を増やすゲームではありません。それは、あなたの「好き」や「得意」を突き詰め、それを求める人々に「価値」として届け、信頼関係を築いていくプロセスです。

この記事で最も伝えたかったことは、インフルエンサーになるために特別な才能は必要なく、正しい方向性(ジャンル選定)と、継続的な努力(発信と交流)を組み合わせた「戦略」こそが全てである、という点です。ゼロから始めても、明確なジャンルを定め、魅力的なプロフィールを作り、ターゲットに合ったSNSで発信を続ければ、フォロワーは必ず増えていきます。

フォロワー1000人の壁を越えるまでは、地道な交流と分析が求められますが、その過程で得られる「ありがとう」という感謝の言葉が、あなたを支える原動力となります。影響力は、フォロワーとの信頼関係、すなわちE-E-A-T(特に信頼性)の上にのみ築かれます。だからこそ、企業案件(PR)を受ける際も、法律とフォロワーへの誠実さを忘れてはなりません。

このロードマップは、ゴールではなくスタートラインです。

あなたが「今日から」実践できる、具体的な行動を2つ提案します。
 

  1. -まずは、第一章で紹介した「情熱」「専門性」「需要」の3つの輪を紙に書き出し、あなたが発信できるジャンルの候補を最低3つ、書き出してみてください。
  2. -次に、そのジャンルで既に活躍しているインフルエンサーを3人見つけ、彼らが「なぜフォローされているのか」をH2のチェックリスト(プロフィール、世界観)を使って分析してみましょう。

 
あなたの「好き」という情熱は、あなたが思っている以上に価値があります。その価値を、まだ見ぬ誰かに届けるための第一歩を、今日から踏み出してみてください。
 
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